園だより

～　２月　～

子どもたちの日々の保育活動の中では、保育者がその日の活動の準備をする一斉保育と、自分でやりたいことを見つけてあそぶ自由あそびの時間があります。
保育者に「今日は○○つくろうね」「今日は○○描こうね」と誘われるあそびは、初めて経験することも多く、とても大切な時間です。自由あそびでは、「○○しましょう」とは言われないので、中には何をしてあそべばいいのだろうと戸惑う子がいたり、子ども同士トラブルになることも多いと思います。しかし、自由あそびはとても大切な時間で、一斉保育で経験したことを自分でもう一度試してみたり、友だちの作っているものを見て、「あんなの作りたいな」と教えてもらったり、教えてあげたり・・。このような経験を繰り返すことで、協調性が身についていくのだと思います。
保育室を見に行くと、たくさんのあそびが見られ、こんなこともできるようになったんだなと、子どもたちの発想に感心させられます。毎日「○○しましょう」だけの保育では、このような育ちは見られません。
子どもたちが伸び伸びと自由にあそぶには、保育者も、どのような材料を置いておけばあそべるのか考えたり、その時期の発達段階に合ったものを用意しておかなければなりません。また、「先生、○○ほしい」と言われた時には、すぐに出したり、なければ「これだったらどうかな」と提案したり・・。　私たち保育者は子どもとあそびながらも、すぐに対応できるよう、たくさんの目で子どもたちを見ておくことが大切だと思っています。

＜年少主任＞